あらすじ

双子の子を産み、子供たちの小学校最初の運動会の朝を迎えたいかなた。 かなたにはある秘密が存在した。 その秘密は何度も12歳から人生をやり直させられている事。 [やり直しの風]というものが吹くと、かなたは12歳の秋口に戻されてしまう。 始まりは未来の夫・楠木昇と添い遂げる事だったが、挫折の連続で途中からは老いて死ぬことが目標になったかなた。だが、楠木昇との間に双子を授かった事で、目標を変えてしまっていた。 [やり直しの風]が吹く条件は、「桜かなた」、「楠木昇」、そして楠木昇を貶めて笑い者にして夢を叶えたい「一木幸平」。この3人のうち2人が同じタイミングで、無意識でも人生をやり直したいと願ってしまう事だった。 何度もやり直す中、全ての記憶を持っているのはかなただけで、楠木昇は最初の人生、しかも限定的な記憶のみ、一木幸平は二度目にやり直すまでの記憶しかない。 これにより、負の連鎖、ドツボにハマってしまったかなたは、150年以上の努力を続けてきた。 負の連鎖の原因は「山野春香」「上田優雅」「一木幸平」。 山野春香は楠木昇の初恋の相手。 浮気性の上田優雅に愛想をつかし、人としての自信を失っていた楠木昇と付き合い、楠木昇と仲睦まじく結婚目前まで付き合ったのに、楠木昇が社会人になり、新人研修に行っている間に、一木幸平にそそのかされて上田優雅とヨリを戻し、楠木昇を裏切ってしまう。 その際に涙ながらに山野春香が言った「ごめんね昇、早く昇に会えていたら違っていたのに」の言葉が呪いとなって楠木昇を捕まえてしまう。 上田優雅は散々浮気によって山野春香を泣かせてきた相手で、一度は山野春香を楠木昇に取られる形になった事を根に持っていて、勝利宣言代わりに山野春香と結婚をしてしまい、無神経に山野春香との結婚式に楠木昇を呼んで見せつける真似をした。 一木幸平は生来の性格の悪さに加え、山野春香と上田優雅を使い、楠木昇を笑い者にする事で人気者になり、その実績で両親を説得してお笑い芸人になろうと画策していて、山野春香をそそのかして楠木昇を執拗に弄ぼうとする。 楠木昇は破局する度にかなたに救われているが、一度目の、春香と優雅の結婚式当日までの記憶しかない事、亡き祖父の言葉に従い、山野春香に心を救われた恩に報いる為に自分の心を殺してでも山野春香に尽くし、幸せにしようと、心のどこかにある初恋の呪いのせいで、山野春香とうまくいくための筋道や山野春香を助け、守り尽くせる筋道が、まだ何処かにあったのではないかと考えてしまって、やり直しの風が吹く。 その事に気づくのはかなただけで、1人孤独に何度も何度も人生をやり直していた。 今度こそうまくいかせる。 そう思って陰での活躍をしていた桜かなただったが、突然予想外のやり直しの風が吹き、12歳に戻されていた。 だが、今回は今までとは何もかもが違っていた。 前日単「はるかかなた。」 https://kakuyomu.jp/works/16818023212548650855

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カクヨム
カクヨム2025/04/17
  • 現在の作品初恋解呪。