あらすじ
私はゴースト看護師。真夜中の学校に現れる、最恐の怪談。
今日も『獲物』を発見した。深夜の校舎に侵入し、私と遭遇してしまった哀れな男。
イヒヒヒ! 逃げなさい、逃げなさい。きっと恐怖で頭の中がいっぱいでしょう。
そして、男は逃げ込んだ。男子トイレの中へと。
あなたは袋のネズミ。じっくりと追い詰めて恐怖を味わわせてあげるわ。
「ここにはいな~い」一つ目の個室のドアを開く。
「ここにもいな~い」二つ目の個室のドアを開く。
さあ、残る個室はあと一つ。あなたは中でプルプルと震えていることでしょう。
すぐには留めを刺さないわ。隣の個室に入り、上からじいっと覗きこんであげる。この不気味さ満点の演出。まさに最恐の怪談。これでトラウマ確実ね。
でも、直後に「え?」と声を上げさせられる。
「どこにも……いない?」
最後の個室の中は空っぽだった。
奴は一体どこへ消えたの? 入口のドアは一つ。男子トイレは三階にあり、窓も開いた痕跡もない。身を隠せるようなスペースだって、他にはないはず。
完全なる密室。男は一体、どこへ消えたというの?
でも、諦めるわけにはいかない。最恐の怪談のプライドをかけて、あいつを必ず見つけてみせる!!!