あらすじ
・あらすじ(※ネタバレ注意)
主人公森山瑛士には小学校三年生までの記憶がない。現在高校一年生になった森山は、日々感じてきた微かな違和感から自分には妹がいたのではと思い込むようになる。それを友人である雪村伝太、松田怜に告白し、妹証明計画を敢行する事に。森山たちはその日の放課後、雪村のツテで催眠研究同好会という非公式の部活動へ協力を仰ぐことになる。記憶想起という催眠療法を行い、森山はお喋りな妹のことを見事思い出すことができた。同時に自分は何故か黒服の男から記憶操作されていることが発覚し、どうして妹の存在が隠蔽されたのかを探るようになっていく。両親も妹のことは知らず、記憶がなくなる前から森山とは親交のあった松田も妹を知らないと語っていたが、催眠療法を試してみると松田の記憶では無口な女の子がいたという記憶になっていた。何やら陰謀めいたものを感じながら解散したその次の日、森山は黒服の男に尾行されていると気付く。オカルト研究部の部長に話を仰いでみると、黒服の男はアメリカで有名な都市伝説『メン・イン・ブラック』なのではないかという推論を得た。彼らは超能力者の誘拐を行なっているといい、妹は超能力者だったのではと考察される。しかし森山はピンと来なかった。放課後、クラスメイト伝いに呼び出されて向かった公園には黒服の男がいた。妹に会わしてくれと頼み込むと、男は森山を山奥の施設に案内した。そこには妹がいたが、実験の影響で脳障害を患っている。テレパシー能力者だった妹はその力を研究する過程で力を失い、すでに戸籍不明のため施設送りとなっていた。なすすべがないと絶望し、森山は無力感に震えながら身を引こうとする。しかし、彼女と幼い頃から心の中で当たり前のように会話してきた森山は、特別なパスで繋がっていたことから、去り際に絆を取り戻す事が出来る。奇跡はあった。誰も知らない実の兄妹は、ようやく再会することができた。