あらすじ
あらすじ‥‥
貴族の家に生まれ、心を殺して生きてきた少女・キサキ。
政略結婚から逃げ出した彼女が辿り着いたのは、月に照らされる深い森。
倒れたその夜、夢で何度も見た“彼”と再び出会う――それは運命か、偶然か。
瑠璃の髪と黄緑の瞳を持つ孤独な男・セリオ。
人間との間に生まれた混血の吸血鬼である彼は、自分に刻まれた宿命から目を背けながら、ただ静かに生きていた。
「……俺は、君を傷つけたくない」
出逢いは、運命を変えた。
これは、“贄”ではなく、“愛する人”として選び合ったふたりの、運命を超える物語。
そこに‥‥狂おしいほどの愛がある‥‥
【登場人物】
◆キサキ・グリシーヌ
名家に生まれた少女。
幼い頃から、夢の中で何度も出会った“瑠璃の人”を、心のどこかで信じていた。
すべてを捨てて森へと逃げ込んだ彼女が出逢ったのは――その夢のままの彼だった。
◆セリオ・アルティナ
瑠璃の髪と翠の瞳を持つ、人と吸血鬼の血を継ぐ青年。
ひとり孤独に生きてきた彼の前に、“運命の花嫁”が現れたとき、
本能が囁いたのは、渇望――そして愛だった。