あらすじ

オカルトマニアの高校2年生、久語(くご)しげる。彼は「妖怪の鬼女なんて美人に決まってる!」と決めつけ、百物語をした後に出てくるという妖怪「青行灯(あおあんどん)」を呼び出そうとする。  無事青行灯を呼び出すのに成功したしげる。しかし、美人は美人でも、彼女は10歳くらいの幼女だった。がっかりするしげるに対して、彼女は百話目のやり直しを要求する。実は、しげるは九十九話の時点でネタ切れし、百話目を超適当な話で間に合わせていた。青行灯は「最高の百話目を語るまで、しげるの傍から離れない」と宣言。その日から、しげるは青行灯の「あお」に付きまとわれるように。  プライベートが皆無な日々にうんざりしたしげるは、あおを学校に連れて行き、一緒に怪談のネタを探そうとする。  そんな中、しげるのクラスで事件が起きた。いじめっ子3人組の机の上に、何者かが白い百合の花を活けた花瓶を置いたのだ。花瓶は1日1つ必ず置かれ、置かれた人間は翌日までに大怪我を負うのである。  日を増すごとにいじめっ子の怪我がひどくなるのを見て、あおは悪霊のしわざを疑う。しげるはあおと共にこの学校について調べ、10年前に自殺した学生がいたのを知る。その学生はいじめを苦にして、旧校舎の屋上から飛び降りたらしい。彼が悪霊と化し、過去の復讐を現代で果たそうとしているのではないかと、2人は睨む。  ただ、しげるには疑問があった。幽霊は自分が死んだ場所や、生前の思い出の場所から動けない者が多い。どうしてこの悪霊は、いじめっ子の行動範囲に合わせて、自由に動けているのだろうか。しげるの疑問に、あおはクラスメートの誰かが悪霊の「依り代」となり、彼に体を貸している説を唱える。「依り代」の正体を突き止めない限り、最悪の事態が起きるかもしれないとも。  しげるは無事事件を解決し、「最高の百話目」を語って、あおに帰ってもらうことができるのか──⁉

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カクヨム
カクヨム2025/04/06
  • 現在の作品「最高の百話目」を語るまで、青行灯が離してくれない!