あらすじ
突然異世界に召喚された女子高生ユリ。
その理由は、狼獣人の王・デイルの“番”だから。
だが、待っていたのは愛でも歓迎でもなかった。
番であるはずのデイルにはすでに恋人がいて、ユリは「邪魔者」として冷たく突き放される。
誰からも疎まれ、孤独と理不尽の中で居場所を失っていくユリ。
そんな彼女に、なぜか妙に絡んでくるのが、誰に対しても容赦のない冷酷さで知られる騎士団長カイルだった。
嫌味のような、からかうような言葉に毎回ムッとするけれど、どこか悪意のないその態度に、ユリは少しずつ心を開いていく。
運命なんて信じたくない。番なんてどうでもいい。
勝手に召喚されて踏みにじられた少女は、やがて国を出る決意をするが——。