あらすじ
イーストランドの第2王女マリアンネが、ウエストランドの王太子エランデュオと政略結婚をしてから、もうすぐ1年が経つ。
エランデュオは見た目こそ華やかではないものの立派な王太子で、マリアンネを大切にしてくれる優しい人で、昼も夜も良好な夫婦関係を築いている。
しかし、子ができないことをマリアンネは悩んでいた。
やがて、側妃の話が持ち上がり始めたある日、マリアンネは何者かに拘束されてしまう。
助けに来たエランデュオの変わり果てた姿を見て、マリアンネは彼の秘密と執念を知ることになる。
「殿下。最後にもう一度だけ、抱いてください」
「……は?」
「近日中には側妃が選定され、きっと、殿下のお相手をなさるでしょう。私はもうすぐ用済みになるのです」
これは、愛し愛されたいと願う夫婦の物語。