あらすじ
「別に鳳条のことはなんとも思ってないから」
そう言い放つのは、塩対応で有名な立花。
彼女には誰にもいえない秘密がある――その事実を知っているのは、校内で俺だけ。
その秘密はもし俺が口外すれば立花の高校生活が一瞬で崩壊するような、致命的な弱み。
それでも立花は、いつも澄ました顔で、何事もなかったかのように日常を過ごしている。
「私は鳳条とシたいわけじゃない。ギリギリを楽しみたいだけ」
割り切った関係。恋でも愛でもない、ただスリルを共有する関係。
破滅寸前の関係だからこそ、惹かれてしまう。
高校生活を危うくするようなデンジャラスな願望の、その先に何があるのか。
それを知りたくて、俺は今日も、立花と危ういギリギリの逢瀬を重ねる――。