あらすじ
Jリーグのチーム「東京メトロポリタンギャラクシー」を保有する20歳の神谷直樹と妹の沙良は、天変地異による時空の歪みを利用して現代と平安時代を結びつける。2人は、平安時代で余命わずかと宣告された蹴鞠の天才・藤原璃空(ふじわら りく)を救うため、ワールドカップ優勝を夢見る暁煌(あかつき こう)との「体の入れ替え」を強行した。
平安時代に飛ばされた煌は、米の取り立てに苦しむ農民たちとプロサッカーチームを結成。遠く離れた現代にいる高校時代から相思相愛のマネージャー・玲奈への恋心を支えに、理不尽な身分制度や数々の困難を乗り越えながら、チームメイトと共に成長を遂げていく。
一方、天賦の才で世界最高のサッカー選手となった璃空は、白血病の過去を抱える恋人ジェシカの策略によって賭博スキャンダルに巻き込まれてしまう。ジェシカは賭博組織の搾取から逃れるため彼を利用していたが、璃空の純粋さに次第に惹かれていった。ところが、ジェシカの裏切りが明るみに出ると同時に、彼女は璃空の前から姿を消す。
やがて、煌と璃空の入れ替わりには「入れ替えから10年が経つと強制的に元の身体と時代へ戻る」という期限があると判明する。しかも、その最終日がサッカー日本一を決める天皇杯決勝と重なるのだった。煌は天皇杯で優勝するために平安時代のチームを率いて現代に戻り、そこに命の恩人に優勝を捧げようとする璃空が立ち塞がる。2人の想いが激しくぶつかり合い、壮絶な天皇杯が繰り広げられる。
試合後、璃空はジェシカのもとへと向かう。彼女が抱えていた病の過去は、かつての璃空自身の苦しみと重なるものだった。泣きじゃくるジェシカを優しく抱きしめ、2人は平安時代へと旅立つ。
煌は10年ぶりに再会した玲奈に、思い出のグラウンドで想いを告げる。取り戻した夢と恋が、2人を幸せな結末へと導く。
時空を超えて交わるさまざまな人物の視点が映し出す、忘れられない傷、夢、そして恋。そのすべてが絡み合う先に、未来への光が待っている。