あらすじ
中世の小さな領地。幼い頃から友人だった貴族の娘エレノアと召使の娘メアリーは、身分を超えた絆で結ばれていた。
エレノアが権威ある騎士ロイドと政略結婚を迎えるも、彼は冷淡な夫だった。
メアリーはエレノアの侍女として館に仕え、友の苦しみを見守る毎日。一方、ロイドはメアリーに密かな関心を寄せ始める。
政略結婚という冷めた関係に縛られたロイドは次第にメアリーに心惹かれていく。
メアリーも彼の男らしさと時折見せる優しさに心を動かされるが、友人への忠誠心から葛藤する。
ある嵐の夜、狩りから戻れなくなったロイドとメアリーは森の小屋で一夜を過ごすことになり、二人の間に禁断の関係が生まれる。
罪悪感と高揚感に揺さぶられる日々の中、メアリーは自身の体に新たな命が宿っていることに気付く。
ロイドの子を身ごもってしまったのだ。秘密を抱えながら、メアリーの心は苦悩に引き裂かれていく。
同時にエレノアも待ち望んでいた妊娠の兆候が見え、館は後継ぎ誕生の喜びに包まれる。
誰にも打ち明けられず、一人苦しむメアリーは逃亡を決行するもロイドに見つかってしまい…。
中世の城壁に囲まれた領地を舞台に、それぞれの想いが交錯する愛と罪の物語が幕を開ける。