あらすじ
「就活とはウンコである」
大学4年生となり迎えた初夏、ほとんどの同級生が人生最期のバカンスを楽しむ中、想田ナナメは、未だ就職活動に悪戦苦闘していた。
このままどこからも内定を得ることができなければ、プー太郎待ったなし。肩書は職業不詳となってしまう。
それは、【競争社会の申し子】【聖人君子】【眉目秀麗】を自称するナナメにとって、受け入れ難いもの。
故に、今日も今日とてナナメは就活に勤しむのだが、そんな彼の前に現れたのは、学内で知らぬ者はいない才色兼備の持ち主、ーー無敵琥珀。
そして、無敵はナナメに告げるのだった。
「ヒーローとして、世界を滅亡の危機から救ってほしい」ーーと。
というのも、この世には【就活病】という就職活動中の者にしか知覚できない症状が存在し、就活病患者には、頭上より迫り来る隕石が見えている。
その隕石による地球滅亡を阻止するべく、就活病患者の就活病を完治させてほしいと、ナナメは希われるのだった。