あらすじ
侯爵令嬢ロザリア・ベルトラミは、20歳の若さと美貌を誇る完璧な貴族の娘だった。しかし、婚約者ヴィットーリオ・カルヴァーリに「年増とは結婚しない」と冷たく告げられ、13歳の少女フランチェスカ・モレッティとの新たな婚約を突きつけられる。宮廷の広間で公然と婚約破棄を宣言されたロザリアは、屈辱に打ちのめされながら帰宅するが、その道すがら暴漢に襲われ絶体絶命の危機に瀕する。そこへ現れたのは、公爵家の次男ルチアーノ・デッラ・ロッカ。端正な顔立ちと剣の腕で彼女を救った彼に、ロザリアは心を奪われる。
だが、試練はそれで終わりではなかった。父アルド・ベルトラミが突然倒れ、その裏に毒の影がちらつく。ロザリアはヴィットーリオとその背後に潜む陰謀を疑い、ルチアーノと共に真相を追う。宮廷での冷ややかな視線、元婚約者の嘲笑、そして命を狙う暗殺の企て――絶望の中、ロザリアは気高き令嬢としての誇りを胸に立ち上がり、ルチアーノとの絆を深めていく。愛と復讐が交錯する中、彼女は裏切り者に鉄槌を下し、新たな未来を掴むことができるのか? 中世ファンタジーの華やかな宮廷を舞台に繰り広げられる、涙と情熱の恋愛叙事詩が幕を開ける!