あらすじ
かつて、この世界には“魔法少女”がいた。
人知れず戦い、影で命を燃やし──そして、敗れた。
時代は変わり、戦いは〈アーツ〉と呼ばれる仮想競技へと姿を変えた。
人々は過去を忘れ、ランキングと勝敗に熱狂している。
人気アーツ選手・綿貫 朔日(わたぬき さくひ)は、
ある日、“死んだはずの相棒”と再会する。
戦火の中で失ったはずの存在。
――憧れ、誇り、祈り。全ての感情を背負った、特別な名前。
「ねぇ、もう一度。一緒に戦ってくれる?」
微笑みの奥に、何を隠しているのか。
再び交差する二人の運命は、静かに、確かに、狂気へと向かっていた。
これは、一人の少女が“恋”と呼んだ物語。