あらすじ
かつて王国を救った英雄、「賢者」の父と「魔術師」の母。その偉業は王国中で語り継がれ、多くの人々に尊敬されていた。しかし、その代償として彼らは命を失い、唯一の娘であるレティアは、祖父母に守られながら山奥の静かな村で育てられることとなる。
幼い頃から魔法の才能を発揮していたレティアは、その力ゆえに周囲に恐れられつつも、無邪気で愛らしい性格から村人たちに愛されていた。黄金色のツインテールを風に揺らし、澄んだアクアブルーの瞳で笑顔を振りまく彼女は、村の小さな光であり、人々の癒しでもあった。
しかし、その血筋に宿る冒険心と好奇心が、彼女を静かな村の外へと駆り立てる。ある日、彼女は偶然にも森の中で隠された洞窟を発見する。その暗く冷たい入口に立ち、不安と恐怖を感じつつも、心の奥底から湧き上がる興奮に突き動かされ、洞窟の中へと足を踏み入れる。
未知の世界に広がる深い闇の中で、レティアはひとり、幼いながらも冒険者としての第一歩を歩み出す。しかし、洞窟の奥で彼女を待ち受けていたのは、漆黒の体と憎悪に満ちた赤い瞳を持つ謎の存在だった。静寂を切り裂く重い息遣いの中、レティアはその圧倒的な威圧感に震えながらも、恐怖と対峙する。
幼い少女の成長と新たな冒険の始まりのキッカケだった。
幼女主人公のお題で執筆をしました(≧▽≦)