あらすじ
翠嵐高校一年の特進クラスは、金持ち揃いの学園でも一際目立つ存在。その中でもトップクラスの大金持ちの浦口悠里は、学業がパッとしないせいで「裏口入学」という不名誉なあだ名を背負っている。
だが、そんな悠里の周囲には才色兼備な美少女たちが集まる。一人はメイドとして同居する姫宮美空、もう一人は家同士の縁で婚約者の金生明日子だ。
さらに、親の再婚で義妹となったイギリス人のアイリも海の向こうから悠里を狙っている。
美少女たちは密かに悠里を巡って火花を散らすが、当の本人は鈍感すぎてその想いに気づかない。
悠里は学校では完璧を装う美空の妙な特技に振り回され、婚約者としての義務を盾に明日子からデートを強要され、裏表の激しいアイリには愛されるものの、あくまで兄妹として仲が良いと思い込んでいる。すれ違う気持ちのまま、傍目にはハーレムな日々を送っていた。
そんな悠里には実は他に密かな想い人がいる。
小説投稿サイトで定期的に感想をくれる『一番星』さんに片想い中なのだ。
悠里は顔も知らない相手に妄想を膨らませる、ちょっと残念な少年なのである。
鈍感な少年と水面下な攻防を広げる美少女達との騒がしくも平穏な日々。
だが、学園祭を前に状況が動き出す。演劇部で活躍する明日子に頼まれ、劇の脚本執筆を引き受けた悠里は、アドバイスを求める名目で『一番星』さんとSNSでやり取りを始める。次第に「もしかして身近な人では?」と疑い始めるが、気づかないふりを続ける。
そんな中、親友が美空への恋心を告げられる。
動揺する悠里に親友は応援して欲しいと申し出、悠里はモヤモヤした気持ちを抱えながらも了承する。
そんな気持ちの最中にも美空の親衛隊を名乗る連中が悠里を陥れようと事件を起こす。
悠里の周りで気持ちがぶつかり合う中で、悠里はついに美空との関係を一歩進めようと決意し、美空もまた、素直になるのを阻んでいた秘密を打ち明けるのだった。