あらすじ

ロボットが「独立国」を建て、人間社会と併存する近未来。ボーカリストのハジメは、ロボット技術者・ケイの元に運び込まれていた作曲家ロボット・ギンカをバンド専属としてスカウトする。 〔ケイは、ロボットが人間と袂を分かつ発端となった事件「デイジー・カッター(DC)」の黒幕を暴くため、ロボットの死体を入手してはその記憶の断片を覗き込んでいる。〕 ギンカはバンドに合流。しかし頑なに過去を秘匿し、舞台上でのキーボード演奏すら拒否する。 〔ギンカの記憶を覗き込み始めたケイは、彼女が音楽家・リューゴの教育係であったことを知る。〕 ギンカの曲で評価を上げるバンド。そんな折、ライブ会場でロボットウイルスの拡散事件が発生。容疑者のロボット・レオンは独立国で死刑判決を受け、ギンカを擁するバンドにも(時代を経て完全な悪と見なされている)リューゴと同一視するような視線が向けられる。 〔リューゴは名を上げるが、突如ロボットが音楽を自由に聴ける社会を実現すべきと訴え始める。〕 事件にDCとの関連を感じたケイは、レオンの姉分・エイミを訪ね、レオンの記憶データを回収。時同じくしてギンカは大量の曲を書き終えるが、彼女は作曲をしていないことが示唆される。 〔メディアから悪と見なされ始めたリューゴは、故郷・長崎のロボット居留区に身を隠す。作品の存在まで抹消されるのを憂いた彼は、未発表曲をギンカに託す。〕 エイミはレオンを奪還するため独立国に密航を図り、それが契機となりレオンの死刑は撤回される。一方ギンカはバンドに提供した曲がリューゴの作であることを隠し通すため、生ける証拠である自ら姿を消す。しかしロボット居留区で不思議な少女と出会ったことで、再びバンドに回帰する。 〔DCが発生し、リューゴは社会が混乱に陥る中で暗殺される。〕 エイミがレオンとの再会を港の桟橋で待つ中、ギンカは残された短い寿命を自らとバンドのために全うすることを決める。

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カクヨム
カクヨム2025/04/10
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