あらすじ
秋葉原の裏通り、陽の傾く時間。
チラシを配る見習いメイド・ミウは、練習の一環として、通りすがりの“ちょっと変な”男に「ぴょん!」と跳ねてみせる。
それはほんの一瞬の出来事だった──はずだった。
チラシを断った男・田所は、数分後、その時のことが忘れられず、再び店の前に現れる。
恥を忍んでチェキを一枚。
真顔の彼と、耳を模した“ぴょんポーズ”の彼女が並ぶその写真は、まるで切れかけたフィルムの一コマのようだった。
そして、彼らのやりとりを見つめていた、少し世慣れた先輩メイド・マキ。
からかうようでいて、どこか本気で心配している。
不器用な男と、不安げなウサギと、つっけんどんな語り手。
すれ違いながら、でも確かに何かを交わす三人が織りなす、
ちょっと変わった、でもたぶん正しい──
「三者視点型ラブコメディ」、開店です。