あらすじ
人間とロボット生命体。ふたつの「ひと」が織りなす物語。
西暦三三三三年。
人類のあやまちにより、地球上の大地は海水と砂嵐に沈んでいた。
ひとびとは厳しい天候から守るドームと地下に逃れ、新たな人類、人型ロボット『マイド』と、
マザーコンピューターHi-Storyによって管理された『台本システム』により、
人口を大きく減らしながらも、からくも種を存続させていた。
0024番ドーム、通称『オリオン座』は小隕石の衝突により天井部を損傷し、砂の被害によって住人たちは苦しんでいた。
天井の損傷をオリオン座存亡の危機と捉えた中央ドームは、若き女技術者アイリス・リデルを派遣する。
しかし、ドーム修理の障害は物理的な問題だけではなく、それに携わるひとびと、
人間やマイドたちの織りなす蜘蛛の糸が複雑に絡み合ってできたものだった。
砂の舞台で演じられる奇妙なシナリオの数々。
アイリスはドーム修理のために奔走するうちに、陰謀に巻き込まれていく……。
【2022年3月に文章校正】
※今は亡きセルバンテスの一回切りとなったコンテストで最終選考に残りました。