あらすじ
おひとり様として生涯過ごすことを決めた28歳の葉月。
効率よく最速で老後費用の貯蓄2000万円を目指す超タイパ女子だ。
究極の固定費である家賃を下げるために、築40年のさくら長屋への入居を決める。
さくら長屋の入居条件は「回覧ノート」を続けることができる人。
回覧ノートは長屋の住人が、順々に
その日にあった良かったことと
心にひっかかったことをひとことだけ綴る簡単なもの。
個性豊かで、ちょっとだけお節介な住人たちは
タイパと真逆で──?
「タイパなんて言い始めたら、生きるの止めるのが正解になっちゃうよ?」
葉月は長屋の住人たちと回覧ノートを続けて交流しながら、SNSとのいいねとは違う、心の置き場を感じていく。
ひとりで生きていくけれど、
本当は少しだけ人と繋がっていたい
──そんな暮らしの物語。