あらすじ
私の名前は「|月代 古都音《つきしろ ことね》」某大学に通い始めた18歳。
大学に入学するために上京して来てアパートを借りたの。
そのアパート訳あり物件なの知ってて借りたのね。
訳ありってことは、訳あり・・・だいたい何があったかは想像がつくよね。
でもまあ、私はもともと霊感なんかないから生まれてこのかた霊なんか見たことも
ないから、いいやって思った。
アパートの名前は「コーポ・丑三荘《うしみつそう》」
いかにもなにか出そうな名前のアパート。
そのアパートに住み始めて一週間・・・訳ありってことだったけど、何かポルター
ガイスト的なことでも起こるのかと思ったんだけど、そんなこと起こる様子も
なく・・・霊らしきにモノも現れる気配すらなかった。
アパートも決まって、なにごともなく私は平和に大学に入学し、バイト先も探した。
友達はできたけど彼氏ができないまま春が過ぎ、やがて暑い夏がやって来た。
そんな夏真っ盛りの7月26日のこと、大学が休みの日の夕方、私はお風呂に入ろう
と洗面所兼脱衣場で服を脱いで自分の体を鏡に映してチエックなんかしていたのね。
意味もなくよくやるよね、そう言うの。
そしたら・・・そしたら・・・???
「あれ・・・私の左後ろに誰か映ってない?」
そう言う出方って不気味よね・・・私は思わず悲鳴をあげた。
ちょっとしたホラー現象?
そう思って今度はゆっくり後ろを振り返ってみたの。
そしたら・・・ひとりの男子が裸で立ってるじゃない?・・・恥ずかしそうに、
ちょっろ前かがみで・・・。
「あなた誰?」
「|萩原 新太郎《はぎわら しんたろう》」