あらすじ
最初の内は、「いい奴」なのかもって思っちゃったんだ。
「ねえ、君の『神様』食べさせて」
小学校からの帰り道、僕は『入れ歯』みたいな変な奴と遭遇した。そいつの頼みに、僕はなんとなく「いいよ」って答えちゃった。
その日からどんどん、町の様子が変わって行った。そいつが『神様』を食べることにより、今まで町にあったはずのものが『初めから何もなかった』かのようになっている。
宗教団体の集会所。神社。図書館にあった本。そして夜空の星座。
『神様』に関わるものを、『あいつ』は次々と食べて行ってしまう。
そして毎日のように、放課後に僕を待ち伏せする。
「ねえ、君の『神様』食べさせて」
僕はどうすればいい? 次は何を食べさせれば、被害を少なく済ませられるだろう。
最後には僕まで、こいつに食べられてしまうんじゃないか。
どうすれば、僕はこいつに勝てるんだろう。