あらすじ
魔法学園の食堂にて「婚約破棄だ!」という声が響いた。その言葉にアイリーンは鞄を開いてすぐに正当な理由の有無について問いかけた。
婚約というのは、貴族に取って家同士のつながりに関わる大切な事項だ、それをまっとうな理由もなしに唐突に破棄するなどただ事ではない。
それに浮気相手を隣に置いて、それを言いだすなんてなんて情けない男だろう。そう思うけれど笑みを浮かべて、警戒させないように話を聞く。
けれどもここが悪い、あそこが悪いとあげつらうだけで正当な理由など出てくる様子もなかった。
なので、こんなふうに宣言されたからと言って泣き寝入りする必要はないのだと、言ったのだった。