あらすじ
誰か、お願い。
この悪夢から目覚めさせて。
さもなければ、いっそ――わたしを、消して。
「偽物の聖女に国の未来を託すわけにはいかない。オフェリア、お前との婚約を破棄し、真の聖女・クローディアを妃とする!」
王宮に響いた断罪の声。それは、ただ一人を信じ、祈り続けた少女の人生を、一瞬で地獄へ突き落とした。
清らかな祈りで国を支えてきたはずの聖女・オフェリア。だが、「偽者」の烙印と共に投獄される。
すべては、聖女の名を騙る貴族令嬢クローディアと、彼女に魅せられた第一王子アムレートによる陰謀だった。
信じていた彼に裏切られ、奪われた未来。聖女が最後に望んだものは……