あらすじ
【主人公】
元宮ショウジ(大学一年生)黒髪、低い声、血管が浮き出た腕、元バレーボール部、数学が得意で口下手な理系、ロマンチスト
【ショウジの親友】
美浜遊(大学一年生)栗毛色の天パ、ド天然、外国人の少年のような顔立ち、元陸上部の俊足、正義感
【遊の先輩】
森力也(大学二年生)さらさらの黒髪、白い肌、甘い匂い、華奢な身体、美声、ミステリアス
すらりとした見た目で、偏見を嫌い、理路整然としたショウジ。
まわりからは「淡々としていてクールだ」と評されているが、実際はそりの合わない家族に悩まされ、解けない【大きな難問】を抱え、強引に夢の世界に落ちる日々を過ごしていた。
大学で出会った友人、天然ボケな遊の発言に、「何が言いたいのかわからない」とたびたび固まりつつも、居心地の良さを覚えていたある日。
遊の紹介で、ひとつ年上の力也と会うことになる。
指定場所は【ウィンク・ハート】なる喫茶店だった。
アンティーク調の店内。大きな窓から差し込む太陽の光。サイフォンから漂うコーヒーのいい匂い……。
人知れずロマンチストでもあるショウジは、その空間に胸が高鳴り、おおらかで愛情深いマスターとも、すぐに打ち解ける。
そして、力也と対面を果たすことになるのだが、自分とは全てが異なる力也を前にし、ショウジは今までに感じたことのない衝撃を覚えてしまう。
「ショウジくん、はじめまして」
優しく挨拶をする力也に、この感覚はいったいなんだと戸惑うショウジだったが、力也は笑顔の裏で過去の記憶に苦しめられ、眠れない日々を過ごしていた。
マスターから「ウィンク・ハートで力也が歌っている」と聴き、コンサートの日を心待ちにしていたショウジだったが、清らかな声で艶っぽく歌う力也を目にし、血管がブクブクと沸き立つような感覚に襲われてしまう。
「何という難問だろうか、俺には永遠と解けないようだ」
難問に悩む、元宮ショウジ。
「僕が悪い……全部僕が悪い……」
トラウマにもがく、森力也。
「ショウジ。それってさ……」
二人をピュアに見守る、美浜遊。
闇の向こうには、必ず光がある。
「あなたは一人ではない」
死ぬな、生きろ。
笑って泣ける、愛情と友情の感動ストーリー。
(ショウジの一人称で書いています。笑い要素多数あり)