あらすじ
異世界召喚された高校生・神谷悠斗が手にした能力は、“あらゆる魔術を一度見れば模倣できる”という夢のようなもの。だがコピーした魔術はどれも本家の超劣化版、王宮はマッハで手のひらを返した。「役立たず」「劣化コピー」「偽勇者」と呼ばれ、挙げ句に谷底へポイ捨てで処分完了……のはずが、そこで悠斗は禁術を封じた喋る書物と遭遇する。禁術とは、本来なら術者も周囲も巻き添えにしてしまう“禁断の魔術”。だが劣化コピーできる悠斗が扱えば、反動はせいぜい小さな倦怠感。安全チートへと早変わりした禁術を携え、彼はまだ見ぬ世界へ歩み出す。これは表舞台から追放された偽勇者が、真の勇者さえ置き去りにしていく痛快無双ファンタジー。