あらすじ
大陸で最も栄えている王国『フィオール』
そんなフィオールでは次代の女王を決めるべく3人の王女達は自国の事など考えもせず、各々の次期国王候補を選抜して争っていた。
その理由はただ1つ。王家に産まれてくるのは何故か女のみの為、国王になる夫は必ず外の人間である必要がある。よって最も優れていると認められた男を夫にした者が女王になる資格を得られるからである。
「自分こそ女王にふさわしい」と国の内外問わず優秀な男をあの手この手で夫にしようと今日も今日とて3人の王女達は策を巡らせていた。
そんな姉達の権力争いになんて関わる気のないもう1人の王女がいた。
フィオールの第4王女として産まれ、幼い頃から想いのままに退屈な城を抜け出していた自由人。
そんな彼女は純粋な好奇心から自国の様々な仕事に興味を持ち、なんとか王女とバレないように職場体験をするのだが………その度にトラブルに巻き込まれてしまう。
「なんでいつもこうなるのかしら……」
これは権力争いに興味のなかったはずの第4王女が、いつしか国民からの支持を得てフィオールの歴史を変える最高の女王になってしまうまで寄り道の物語である。