あらすじ
「星災(せいさい)」と呼ばれた厄災によって、天変地異が起きたのは今は昔。
かつての地には人間と異形種族アンスロリアンが肩を寄せ、かろうじて命を繋いでいる。
ダスティ・ダイオードと、その相棒にして機械の肉体を持つ美貌の男性アンドロイド、ステレオ・トランジスタは、そんな世界の片隅で「回収屋」を営んでいた。
廃墟に眠る過去の遺産、暴走する無人機械、恐るべき野生の化身たち、狂信の巣窟。
そんな危険すらも日銭に換える、生粋のサバイバーであり最高のバディである二人。
彼らが拾い集めるのは、ただの残骸ではない。ただの仕事ではない。
誰からも捨てられ、誰にも知られなかったふたりが、「自分たちは何者なのか」を問い続けるための探索と、回収の日々、戦いである。
荒れ果てた大地を駆け、沈黙した都市を抜け、緑に呑まれた世界の果てへ。
生まれた理由を、命の行き先を、滅びの先にある“再生”を信じて。
——これは、回収屋たちの、探し、拾って、再生するまでの物語。