あらすじ

壊れかけた心が、夜の隙間で軋んでいる。 捨てたい思いは山ほどあるのに、どれも指から零れ落ちてくれない。 涙と薬と声にならない叫びが、部屋の渦を巻いていく。 見上げてくるぬいぐるみの目に、まだ温もりを求めてしまう。 犠牲の果てに手にしたものは、きっと泡のように消えてしまう。 それでも、崩れていくこの瞬間が、永遠であればなんて。 哀しみを唄って、灯火の消える夜を遠くに溶かしていく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/06/03
  • 現在の作品凪いた