あらすじ
【このシリーズは、ある学園にまつわる“時の断片”を集めた物語集です。
毎回登場人物は違っていても、誰もがあの坂を登り、教室に座り、そしてそれぞれの春を迎えていきます。
それは、ある人の物語ではなく——あなたの記憶の、どこかにもある光景かもしれません。
どのシリーズからでもお読み頂けます。】
清蘭女学館の片隅、放課後の「空き教室」には秘密がある。そこで行われているのは、自分の“嘘”をカードにして交換する奇妙なゲーム。過去のトラウマから心を閉ざす新入生・佐伯ゆかりは、その秘密の空間に足を踏み入れる。嘘と本音がモザイクのように入り混じる中で、少女たちは何を隠し、何を見つけるのか。言葉の不確かさの向こうに、本当の繋がりを求める、切なくて少し不思議な青春ミステリ。あなたの“嘘”は、どんな形をしていますか?