あらすじ
《あらすじ》
関原櫂は19歳。
高校1年生の夏まで過ごした生家を離れ、新天地で新しい生活を得ていた。
土地柄か、過干渉でゴシップ好きの連中に囲まれていた日々とは、全く違う新生活を満喫し、進路を決めて専門学生になるころ、生家に住んでいた祖父母が亡くなってしまう。
祖父母の家を売るために奔走する両親だったが、過疎化が進んだかつてのニュータウンでは、家が中々売れずに苦戦する。
そんな中、親が櫂に提案したのは、要約すると「祖父母の家が売れるまで、最長2年専門学生の間、あの家に住んでほしい」だった。
好条件を出され、彼女との時間を享受できる事で受け入れた櫂は、3年ぶりに嫌っていた街へと戻ってくる。
そこには昔と変わらない過干渉でゴシップ好きな旧友達がいて櫂は3年の差を痛感する事となった。
《登場人物》
〇関原櫂
19歳。物語の主人公。
自称平凡な専門学生。
中学生時代、ある事情により恋愛の「れの字」もなかったことを気にしている。
過干渉でゴシップ好きな土地柄から、生来の土地を嫌っている。
高校生になると、彼女ができた事、過干渉されない事でより生来の土地を嫌うようになる。
〇黒田想/群馬豪/赤羽駿/白城姫
中学時代の同級生。
中学卒業後も集まって話をしたりしているメンバー。
櫂に会いたいというより、櫂を使って集まりを盛り上げたいと思っている。
閉鎖的な部分が強いので、櫂が誰かといると話しかけてこなくなる。
〇山本真矢
地元に住み続けている中学時代の同級生。
黒田達とはよく集まっている。
中学時代に遠回りすれば送っていける事で、不審者が出た時には、櫂に家まで送ってもらうこともあった。
その経験から、街に戻ってきた櫂とはまた話をするようになる。
街で暮らすか、街を出るか、街から出て行った櫂の意見を求めて何かというと連絡を取ってくる。
〇高嶺麗華
中学時代の同級生。
文武両道で目鼻立ちが整っている学校のマドンナ的存在。
過干渉でゴシップ好きな街の被害者でもあり、ごく普通の学生生活は送れていない。
〇相原唯
櫂の彼女。
新天地で付き合った2人目の彼女。
櫂が異常に周りの目を気にする事、噂やゴシップを嫌う事を知り、それでも付き合えるという自信の元、櫂に告白をする。
付き合って1年、順調な関係で櫂との将来を考えるようになる。
調理師専門学校に通っていて料理が得意。
〇関原藍
櫂の従妹。
17歳の高校生。
GW明けからとある理由で不登校になっていたが、櫂が住む祖父母の家からなら学校に通ってもいいと言い出した事で夏休み明けから櫂と一緒に暮らす事になる。
〇一木幸平
中学時代の同級生。故人。
ゴシップが好きで、イベントごとになると街を徘徊して、クラスメイトのゴシップを見つけては学校で暴露をしていた。
中学三年の公立高校の受験直前。バレンタインデーの日に川で亡くなった。
櫂が干渉をされる事とゴシップを嫌う事、学生時代に恋愛ができなかった事の原因。