あらすじ
物語紹介:忠臣蔵~嗚呼、勘違いの刃~
時は元禄、舞台は江戸城。
誰もが知るあの「忠臣蔵」に、まさかの新説が登場!
全ての始まりは、登場人物たちのちょっぴり(いや、かなり?)残念な個性だった…!?
まず、我らが主人公(?)、赤穂藩主・浅野内匠頭。
お察しの通り、その思考は…少々「浅い脳」をお持ちのご様子。
そして、運命の相手、高家筆頭・吉良上野介。
彼にとって浅野は、なぜか何度聞いても「Killer(キラー)」にしか聞こえない!
指南役として会うたびに「Killer…Killer…」と脳内変換し、斬りたくてウズウズする日々。
その衝動は、もはや恋に近い…のかもしれない(笑)。
一方、お相手の吉良上野介様。
彼は決して悪気があるわけではないのです。ただ、いかんせんご高齢。耳が遠く、滑舌もちょっぴり残念。
浅野を呼べば「やあやあ、『あさいのー』殿」、その家臣たちを見れば「おお、『あほう』の者たちも元気そうで何より」。
さらに、重要な打ち合わせでは「この『てんちゅう』(殿中)で…」と、物騒な言葉をサラリと口走る始末。
もちろん、本人に悪意は微塵もございません!
この二人が出会ってしまえば、もう大変!
浅野「拙者をまだしも、我が国の兵士を『あほう』呼ばわりとは!許せん、このKillerめ!」
吉良「(ん?何か怒っておるのかな?声が小さくて聞こえんなあ)ふぉっふぉっふぉ」
事態を重く見た将軍綱吉公も、吉良を呼びつけ叱責。
「今度言い間違い聞き違いをしたら断舌(だんぜつ)するからな!」
しかし、これまた吉良様には「お家断絶(だんぜつ)!?」と衝撃の聞き間違い!
「浅野のせいで我が家が断絶の危機に!?なんとかせねば!」と、ますます事態はあらぬ方向へ…。
言葉のナイフが飛び交い、勘違いが勘違いを呼ぶ!
果たして、このすれ違いだらけの饗応は無事に終わるのか?
いや、終わるわけがない!?
誰も悪くない(かもしれない)のに、なぜか刃傷沙汰!?
笑いとちょっぴりの哀愁(?)でお届けする、前代未聞の忠臣蔵が、今、幕を開ける!