あらすじ
三度目の人生。
処刑されるはずだった皇女が人質として送られたのは――敵国の王太子のもとだった。
国が滅び、弟が自分を庇って死ぬ未来を知っていた皇女ヴェリアは運命を変えるため、“悪女”となり、愛する弟を“安全な敵国”に人質として送ろうとした。
だが――
「姉様にばかり辛い思いはさせられない。今度は――僕が姉様を護る番だ」
「……違う。今度は、私があなたを守る番なのよ……っ」
計画は見破られ、弟に奪われる。弟は今世でも、自らを犠牲にヴェリアを救おうとしたのだ。
そうして敵国に送られたヴェリアは運命の出会いを果たした孤高の王太子と手を組んだ。すべては死にゆく運命にある弟を救うために。
国を守り、そして兄妹を守ろうとする王太子と利害で結ばれたはずの取引は、やがて運命を変える絆へと変わっていく。
これは、愛と反逆のレコンキスタ。人質皇女の逆転劇がいま、幕を開ける。
*カクヨムにも『三度目の人質皇女はうつむかない。
敵国から紡ぐ、愛と反逆のレコンキスタ』というタイトルで投稿しています。