あらすじ
王国で“聖女”として祀られていたリリアは、ある日、第一王子により追放される。
その理由は「祈らず、舞わず、ただ散歩しているから」。
民に慕われ、病が癒え、作物が実る──そんな日々は“偶然”と切り捨てられ、リリアは王国を去る。
だがそれは、新たな物語の始まりだった。
追放されたリリアに届いたのは、隣国・帝国からの招聘状。「魔物災害を癒してほしい」という依頼と、年二億ゴールドの破格の契約。
帝国で“歩くだけで癒しをもたらす”本当の力を認められたリリアは、聖女として覚醒していく。
一方、王国では失われた加護により国力が低下。焦った第一王子がリリアを取り戻そうと乗り込んでくるが──
「もう、私は戻りません。私を必要としてくれる場所があるから」
これは、ひとりの追放聖女が“本物”として再び歩き出す物語。