あらすじ
大学進学を機に、一人暮らしを始めた「俺」は、古いが静かなアパートで新生活を始める。
隣人の姿は見たことがないが、夜になると聞こえるテレビやシャワーの音に、確かに“生活の気配”を感じていた。
だがある日、ポストに溜まった郵便物に気づいたことをきっかけに、全てが崩れ始める。
「302号室?……そこ、誰も住んでないよ」
──じゃあ、俺が毎晩聞いていた“生活音”は、誰のものだったのか?
あなたの隣にも、誰かが“住んでる”気配はありませんか?
聞こえるはずのない音、そこにいるはずのない存在。
何気ない日常のすぐ隣に潜む、静かで確かな“異常”を描く、背筋が凍る短編ホラー。