あらすじ
「お前との婚約は破棄する。国からも出て行け!」
無実の罪で婚約を破棄され、社交界からも追放された伯爵令嬢・リリアーヌ。家族からも見捨てられ、雪の降る夜、一人彷徨っていた彼女を救ったのは――国の守護者と名高い、冷徹と噂される聖騎士団長・レオンだった。
「お前の価値をわからない愚か者どもは放っておけ。俺が守る」
そう言って差し伸べられたその手に、彼女の運命は再び動き出す。
新たな土地で始まった静かな暮らしの中で、リリアーヌは次第に自分らしさを取り戻し、レオンの深い愛情に包まれていく。
そんなある日、かつて彼女を追放した元婚約者と王宮の使者が突然現れる。
「戻ってきてほしい。君が必要だ」
――でももう遅いです。私は今、聖騎士団長様に誰よりも大切にされていますから。