あらすじ
星新一さんの好きなショートショートがあって。タイトルを忘れちゃって……何だっけなぁ……なので小説をリスペクトで作ってみました。
荷物を巡るお話で……切なくてドキドキして、最後ほっこりさせられた記憶があります。
「星に捧ぐお届け物」
701号室の男は猟奇殺人鬼だった。
捕まえてきた女を拘束し、自分の好きなアイドルと同じ衣装を着せたりした。長い綺麗な女の髪をざくざくと切る。
「めぐめぐはショートカットにしないとねぇ」
女には手鎖と足枷が付いている。
「やめてぇ」
「黙ってろこの雌豚!」
501号室のカップルはニートだった。
男はリストラされ、朝から晩までごろごろしていた。
隣にぼうっと座っている女は怒るでも片付けるでもなく、テレビに釘づけだった。
「俺の仕事はダンボールを作る仕事だったんだよぉ。儲かりまくってたのに」
女がTシャツの中に腕を突っ込んで、胸のあたりを掻きながら言った。
「あっくん…………セックスしようか?」
「はぁ?」