あらすじ

舞台は大正時代、帝都大学。 眉目秀麗、秀才である 立科永 (たてしなえい) 。 自信家で高飛車である彼は、大正デモクラシーに明け暮れていたが、 同輩に暴行されたことを切っ掛けに徐々に其の立場を失っていく。 不気味な絵画と彼の心情を軸にした転落劇。 ============== 立科 永(たてしな えい) 帝国大二年生、政治学部政治学科。最も優秀な成績を収めた贈られる「銀時計」最有力候補。学問家であり思想家。 デモクラシーを推進する活動家の集まりである「辯論部」に所属する。 成果と実績に裏付けされた自信家であり、高慢な態度を周りにとるが、筋道の通った論調と演説から贔屓も多い。 周囲を見下す口調ではあるが、一目置く者に対してはやや甘い。 若き画家が描いた絵に執心し、自覚なく転落していく。 庵野 青泉(あんの あおい) 帝国大二年生、政治学部政治学科。立科を気に入り、引きこもりがちで他者と余り関わろうとしない永を連れ回そうとする。 体躯に恵まれ、文武両道を地で行く猛者。記憶力に優れ、永に一目置かれているが、同時に鬱陶しがられている。 人当たりが良く処世術に長け、かつ汚いやり方も必要とあらば行う。 とある騒動から永と関係を持ち、制御できぬほど彼にのめり込んでしまう。 柳 由芽子(やなぎ ゆめこ) 公爵の次女であり、列記とした貴族。石炭で財を成した「石炭王」の妻であり、白水の名で活躍する女流歌人。 思想家としての活動も行い、永たちが所属する辯論部と共同体制を持つ。 水仙の様に美しく嫋やか、気丈な女性であり、永に気がある素振りを見せる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/01/13
  • 現在の作品慟哭の緞帳