あらすじ

国家が、統治権限を企業に移譲している世界。人工知能技術の発展は大量の失業者を生み出し、逃げ延びた人間は熾烈な競争を繰り広げている。  巨大企業フラクチュア・コングロマリット社で新型の大量破壊兵器が開発されているという通報が企業公正局に寄せられた。これを受け評議会は「代理人」ラザフォードを北東回廊の都市ランサックに派遣する。彼は到着後、立ち入り検査実施のため本社建物に入るが、代表のダミアンに待ち伏せを仕掛けられる。ラザフォードはこれを退け、調査に協力させる。  だが押収資料に目を通した同僚のヴェロニカによれば、大量破壊兵器に関する資料は見当たらなかった。二人はフラクチュア内部の産業スパイによる妨害ではないかという推測を立てる。ラザフォードは数日で帰還する予定だったが、人工知能の開発競争が過熱する中、企業紛争が激化しつつあるという理由でランサックに待機する。 ※本作品は、第13回ハヤカワSFコンテスト・一次選考落選作を改稿したものです。 ※作品の一部に、暴力的・グロテスクな描写が含まれていますが、あくまで創作表現の一環であり、いかなる犯罪行為・非道徳的行いを読者に容認、ないし推奨するものではありません。

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カクヨム
カクヨム2025/05/30
  • 現在の作品企業公正局の代理人