あらすじ

江戸・享保の頃。
浅草裏町の長屋にひっそりと佇む小さな茶屋――その名は「春や」。

夫に先立たれた女将・おはるが、囲炉裏の火とぬか漬け、湯気立つ茶碗でもてなす日々。
ここには、迷い、傷つき、立ち止まった人々が、ふと足をとめてやって来る。
浪人・弥助、芸者見習い・お染、丁稚の政吉、八百屋のおたね……
それぞれの人生が、茶の香りに溶け合っていく。

一杯の茶が心をほどき、
ぬか漬け一切れが過去を癒やす――
変わらぬ味と、やさしい沈黙が息づく、江戸人情連作短編。

季節とともにめぐる、二十の“ひととき”をあなたへ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/05/17
  • 現在の作品茶屋のひととき ~江戸の片隅、湯気とぬか漬けの物語