あらすじ
捜査一課2係の刑事部長・藤林真崎は殺人事件の捜査中、書店で出会った女子高生・茅場桜子と奇妙な縁を持つ。
被害者の顔写真をふと見せると、彼女は“見覚えがある”と即答。
その証言により、犯人はあっさりと逮捕される。犯人は、彼女の同級生だった。
女子高生による成人男性の殺害。
社会を騒がせたこの事件は、しかし“ほんの序章”に過ぎなかった――。
* * *
後日、未曾有の凄惨な殺人事件が発生。
特別捜査会議の中で、先の逮捕劇が誤認逮捕だったことが明かされる。
連続する“オヤジ殺し”事件の背後に、浮かび上がってくるのは――
ふたたび姿を現した、あの少女。
捜査と私情の境界で揺れる藤林。
桜子との“恋人ごっこ”は、やがて真実を暴き、そして彼自身の倫理をも飲み込んでいく。
少女は本当に“ただの目撃者”だったのか?
それとも――すべてを手のひらで転がしていたのは、彼女だったのか。
優しくて残酷なスリラーサスペンス。
六月四日に完結予定です。