あらすじ
誰かのやさしさが、知らない誰かを救っている。
見返りを求めない、ほんの小さな親切が、
思いもよらない場所へ、思いもよらない形で届いていく。
それは道ばたの一言だったり、ふとした手助けだったり。
気づかれず、名も知られず、ただ静かにリレーされていく。
小さな公園で、ひとりの男性が赤ん坊の落としたぬいぐるみをそっと拾い上げる。それが、すべての始まりだった。
目に見えないやさしさの連鎖が、そっと静かに動き出す。
やさしさがめぐる一日を描いた連作小説。
あなたもきっと、誰かにバトンを渡している。