あらすじ
「シエラお姉様、わたしに魔力をくださいな」
無邪気な笑顔でそうおねだりするのは、腹違いの妹シャーリだ。輝く金色の髪に、碧の瞳。その微笑みは天使のようだと、幼い頃から社交会でも評判だった。
「秘密のお話がしたいの」とシャーリにお願いされ、王妃主催のお茶会をこっそり抜け出して中庭へ出た途端この台詞だ。
一体妹はどういうつもりで言っているのか。公爵令嬢として淑女教育を受けてきたシエラですら、驚きの感情が表情に出てしまう。
傍若無人な妹と、身勝手な婚約者に振り回されながらも幸せを掴む公爵令嬢シエラの物語。
アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。