あらすじ

捜査一課の刑事である三上旭(みかみ あさひ)は、一人息子が起こした傷害事件をきっかけに左遷を命じられる。その部署は警視庁の中でも過去に起こった事件の補助的な業務を行う「補助係」であった。  左遷に愕然とさせられる三上であるが、補助係の室長である高峰陸人(たかみね りくと)より、過去に起こったとある事件の手がかりについて知らされる。  それは、二十五年前に端を発した謎の事件「乳児行方不明事件」に関するものだった。  この事件は生まれて間もない赤ん坊が行方不明になった事件であり、監視カメラで事件の一部始終を確認できたにも関わらず、不審な人物が確認できずに未解決に至った事件である。  加えて、事件はそれで終わらず、類似事件が後に二件発生し、それでもなお事件は現在でも未解決事件として名を連ねるに至っていた。  そんな中、三件目の事件の被害者である波葉家へ、十日前に不可解な手紙が届く。  差出人も宛名もない、定規で線を引かれたような奇妙な手紙にはたった一言。  「みねぎしりょうへい君をしっていますか?」と。  その名前は最初の事件の被害者であり、今なお行方不明になっている峯岸亮平の所在を問うものだった。  奇妙ながら捜査一課の権限で捜査をするには薄すぎる。  判断の難しい状況の中で、三上は高峰とともにこの件について調査を開始。一枚の手紙から端を発し、三上は悲劇的な事件の真相と謎へと迫っていく。

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カクヨム
カクヨム2025/05/23
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