あらすじ
夫の不倫相手は、トラウマ級の"メンヘラ女"だった。
琴子と夫は、二人の子供たちと暮らす、ごく普通の四人家族。
ところが、夫の単身赴任をきっかけに、その平穏は静かに崩れ始める。
新しい土地で、自由気分を満喫しはじめた夫。気の合うパート女性と距離を縮め、ついには一線を越えてしまった。
しかしその相手は、感情の起伏が激しく、束縛も激しいかなりの曲者だった。
次第に家庭にもにじみ出してくる、彼女の存在。
あるときは包丁を取り出して「死んでやる!」と叫び、またあるときはヒステリックに罵倒しながら暴力を振るってくる彼女に、次第に疲弊していく夫の姿。
不倫相手がただの浮気相手で済まない――琴子の心に、じわじわと不穏な影が差し始める。
これは、メンヘラ女から夫を取り戻すための、泥沼のような戦いの記録である。