あらすじ
「君のことが好きなんだ」「ごめんなさい」「やったー、ってえ?」
教室で好きな女子への告白が秒で断れてしまった男、佐久間裕。そんな様子を廊下から見ていた女子、大久保美奈からある提案を受ける。「ねえ、私と付き合わない? そんなバイトなんだけど」「は、はい?」
詳しく事情を聞くと、美奈は恋愛恐怖症なのだそうだ。
「自分、恋とかそういうのちょっと……。でもいいなあ、って思っている先輩がいるからさ。でもその病気のせいで怖くて。だからさ、お金払うから私と三か月間、偽恋愛してくんない。どうせあんたのこと、好きにならないからさ」
「……それって僕を利用して恋人っていう関係を慣らしたいの?」
「そうだよ」
そんな自分勝手な都合で始められた恋人同士という関係。だが、徐々に美奈はある感情に気づいていく。それは……。