あらすじ
幕末の京、動乱の時代に翻弄されながらも、ひたむきに生きる一人の女性がいた。
武家の娘として生まれながら全てを失い、京の大店に奉公する雪。彼女はそこで、時代の理想に燃える一人の男と出会う。
互いの境遇を憂い、惹かれ合う二人。
しかし、激しさを増す新選組の探索の影が、静かな日々の営みを引き裂いていく。
歴史の大きなうねりに巻き込まれ、絶望の淵に突き落とされた雪は、それでも胸に宿る確かな光を信じ、過酷な逃避行へと身を投じる。
名もなき女性の視点から描かれる、激動の幕末。
その瞳が映し出すのは、歴史の裏側で確かに息づいた「絆」と「再生」の物語。
涙なしには読めない、感動の歴史ヒューマンドラマ。