あらすじ
題名「姉妹のパイはチェリー」
その家には二人の姉妹がいました。
ある日、姉の方が、お使いを頼まれました。おじいさんのおうちまで、花の種を届けて欲しいと言われたのです。
妹に留守番を頼むと、姉は歩いて、おじいさんのおうちに向かいました。往復で一時間ほどの草原(そうげん)の道のりです。
姉が家を出て、しばらく経ったとき、隣の家の人がチェリーパイを持って来てくれました。
姉がいたら二人で分けなければなりません。でも、今は姉がいません。妹はチェリーパイを一人で食べてしまおうと思いました。
そのときです。突然、辺りが暗くなったかと思うと、激しい雨が降り始め、ついには雷が轟くようになりました。
姉が無事でありますように──。
妹は心から願いました。チェリーパイも姉と一緒に食べることにしました。
幸い姉は無事でした。妹は神様に感謝しました。ところが、妹が笛の練習をしている間に、姉は一人でチェリーパイを平らげてしまいました。
その夜、妹は姉を呪い殺しました。