あらすじ
ただ、生きているだけだった。
35歳。定職も夢もない。
秋月蓮は、過去の後悔だけを抱えて、虚ろな日々を過ごしていた。
そんな彼のもとに、ある日届いた旧友からの呼び出し。
「記憶を“過去の自分”に送る装置がある」と言われても、信じられるはずがなかった。
だが――やり直したい記憶が、ひとつだけあった。
忘れられない彼女。
高校3年のあの日、笑っていた朝比奈紗季。
もう一度だけ、彼女に会えたら。
それがたとえ“やり直し”でしかなかったとしても。
だが、過去はそんなに都合よくできていない。
一度踏み出したその選択は、想像をはるかに超えた運命を連れてくる――。
記憶と時間をめぐる、愛と再生の物語。
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