あらすじ
※残酷描写と念の為です!
英雄になりたかった。ただ、それだけだった。
けれど――“英雄は、孤独だ”という言葉の意味を、僕はまだ知らなかった。
高校生・朝倉遥斗は、放課後の図書室で一冊の古い本――《異端の書》を手にする。
その日から、世界は静かに揺らぎはじめた。
裂けた口元に笑みを浮かべる魔人ロギュル。
彼は“物語の外”から来た存在であり、遥斗の願いを見透かしたように告げる。
「君がページをめくった時点で、もう物語の端役じゃいられない」
悪魔が現れ、現実が軋み出す。
ロギュルとの“契約”を通じ、遥斗は英雄としての力を得ていくが、同時に自らの存在もまた、ページの外へと侵食されていく――。
これは、
英雄になることを望んだ少年が、世界を救い、すべてを失い、
それでも祈り続ける者へと至るまでの物語。
物語の外で、君はまだ、見ているか?