あらすじ
婚約してからわずか三か月で夫婦となった私たち夫婦は互いのことをよく知らないまま夫婦になってしまいました。
無口で感情をなかなか見せてくれない旦那様は幼馴染のゾーイ様にいつも幸せそうに寄り添っておられます。
嫁ぎ先の元旦那様の心変わりにより急に離縁され実家に送り返された直後、妊娠が発覚してしまった旦那様の幼馴染のゾーイ様の元へ今日も向かわれる旦那様をお見送りします。
妻の私はいつも一人、旦那様が私の元へ戻って来てくれるのを待ち続けるだけの毎日を送っているというのに…。
「......愛してる。」
こんな時に卑怯だわ…そう告げた私にあなたは私にまっすぐな愛を伝えてきました。
――それでも…それでも君が少しでも私をまだ許してくれるというのなら
涙が頬を伝って首元にまで流れて行きます
「ありがとうグレース。私も君をとても愛している…」
口づけは愛おしい愛おしいあなたの涙の味がしたのでした。